カンクンはメキシコ国内の中でも、とても治安が良い場所です。特に観光客の多いホテルゾーンは24時間警察が巡回していますので、夜でも安心して外出頂けます。ただしスリや盗難などの身の回り品には常に注意するようにしてください。万が一、お忘れ物やお落し物された場合は戻ってくることはほとんどありません。
パスポート、ツーリストカード(メキシコ入国時に配布される用紙)、大金などの貴重品は、宿泊部屋のセキュリティボックスやスーツケースなどの鍵がかかる場所に保管すると良いでしょう。パスポートを紛失した場合、メキシコシティの日本大使館にて申請が必要です。またツーリストカードを紛失した場合は、空港にて再発行が必要です。どちらにしても再発行の手続きに時間とお金がかかりますので、保管には十分にご注意下さい。
公用語はスペイン語ですが、観光地や買い物先などのほとんどの場所で英語が通じます。ただメキシコ人訛りの英語となりますので、聞き取りにくい場合があります。折角なのであいさつ程度のスペイン語を覚えて、フレンドリーなメキシコ人と会話してみるのも旅の醍醐味かもしれません。
カンクンがあるキンタナロー州と日本との時差はマイナス14時間です。サマータイム制度がないため年中変更することはありません。但し、首都のメキシコシティや隣接するユカタン州はサマータイム制度があります。夏期のみ1時間の時差が生じますので、他州での観光時や国内での飛行機乗り換えがある方はご注意ください。
年間の平均気温は約27度、5月から11月は雨季でスコールが多く、12月から4月は乾季で雨が少ないです。7月から8月の夏場は特に日本のように湿度が高いので、体感温度もかなり高くなります。カンクンは年間を通して紫外線がとても強いので、日焼けおよび熱中症の対策をしっかり行ってください。ホテルやレストランでは冷房が強いので上着も忘れずに。
カンクンではメキシカコペソとアメリカドルの両方をほとんどの場所で使用できます。メキシカコペソの表記はPESOもしくはMXN、アメリカドルの表記はUSもしくはUSDです。どちらの通貨も単位記号は$と表記されますので会計時に必ずご確認下さい。お釣りはアメリカドルでお支払い頂いたとしてもメキシコペソとなって戻ってくる場合がほとんどです。気づかないうちにどんどんメキシコペソが増えてきますので、メキシコを出国するまでになるべくメキシコペソを使い切るようにしましょう。
カンクンでの両替はホテルやショッピングモール内などにある両替所をご利用されることをお勧めいたします。但しアメリカドルからメキシコペソへの両替となります。稀に日本円を取り扱っている所もありますが、レートがよくありません。またカンクンの空港もレートが良くありません。カンクンに来られる際は日本で事前にメキシコペソもしくはアメリカドルをご持参されることをお勧めいたします。カンクンでの両替所ではIDとしてパスポートの提示を求められる場合があります。
日本の消費税にあたる付加価値税(IVA/16%)がありますが、通常内税として料金に含まれています。
メキシコではチップの習慣があります。レストランでの食事やホテルでのベッドメイキング、ツアーガイドやドライバーなどにチップをお渡しください。
〈チップの目安〉
・レストラン:料金の10~15%程度
・ホテルのベッドメイク:2~5ドル/ベッド/日
・ホテルのベルボーイ: 2~3ドル/荷物
・ツアーガイド:半日ツアーで5~10ドル程度/名 | 1日ツアーで10~15ドル程度/名
・レストランによっては既にチップ(TIPもしくはPROPINAと記載)が含まれていることがありますので、お会計時にご確認下さい。オールインクルーシブホテルでは、レストランやポーター、ベッドメイキングへのチップも宿泊費に含まれていますので支払う必要はありません。
ほとんどのお店やレストランでVISAやMASTER CARDがご利用可能です。AMEXやJCBは受け付けていない場合もあります。
ショッピングセンターやホテル、銀行等に設置されています。カンクンで現金が足りなくなった場合日本円を両替するよりもクレジットカードのキャッシングがお得です。ホテルゾーンにはアメリカドル専用のATMもありますので必要に応じて使い分けて下さい。但しスキミングには十分にお気を付けください。
メキシコの電圧は120V(±10V)、プラグの形状は日本と同じAタイプのものがほとんどです。現在ほとんどの電化製品が世界対応されているので問題なくご利用いただけますが、事前に必ずご確認されることをお勧めいたします。
メキシコの水道水は飲料水に適していない為、メキシコ人も飲みません。お水を飲みたい場合は、ペットボトルのお水をご利用ください。レストランでグラスに入った氷は、飲料水で作られていますのでグラスから取り出す必要はありません。
レストランで提供される生野菜、フルーツ、生の魚介類は食べても問題ありません。但し体調が悪い場合や不衛生な屋台でのお食事は控えることをお勧めいたします。香辛料が含まれるソースや繊維の多い果物、オールインクルーシブホテルでの暴飲暴食は、お腹を下す原因となりますので体調を見ながら調節してください。
公共トイレでは、使用したトイレットペーパーは便器横に設置されているゴミ箱へ捨ててください。水圧が弱い為、紙詰まりの原因となります。ご宿泊ホテルのトイレでは、ほとんどの場合便器に流すことが出来ます。
運行ルートが簡単で本数も多いことからホテルゾーン内の移動は、安くて便利な公共バスを利用される方がほとんどです。利用方法は下記の通りです。
約200~300mごとにバス停があります。バスマークの看板があるところもあれば、看板がないところもありますのでご注意下さい。バス停に時刻表はありませんが、日中は約5分間隔、深夜は約30分間隔で24時間運行しています。
ホテルゾーン内の移動はどの番号のバスに乗っても目的地に到着しますが、ダウンタウンへの移動はルートが分かれるためフロントガラスに記載されている数字(ルートの番号)を確認しましょう。バスが来たら必ず手を挙げましょう。手を挙げなければそのまま素通りされてしまいます。バスが止まったら前方の扉から乗車します。
R-1:トゥルム通り(メインストリート、ADOバスターミナル)
R-2&R-15:ウォールマート,メルカド28(民芸品屋)